レクチャー会終結、S・Kの最後の妙なわる足掻き

 S・KとN・Tの女房は人間カップル揃ってK・Yの女房に平謝りやる。
「おカップルとも、どうにか心中をあげて下さい。謝らなければいけないのはここなので。ウチの洋平が必ずスミマセンでした」
 K・Yの女房は申し訳なさそうに謙遜やる。
「ちなみに、のちさほど聞きたいんスけど、こちらで暮らし始めたらバイク持ち込んでもよろしいっすかね?」
「駄目です」
 次ばかりは女房が注意するより先にM・Nが即答した。
三人の女房を眺めながら、ちびっこもくよくよだが女房というのは軒並み人間困難のだろうと思いつつも、慣れない座談会を凌いで制覇から解放されたようにはしゃぎめくるS・KとN・T。窓範囲から映る、中庭に生い茂る新緑を眺めながら物思いに耽るM・Tを見た目に自分は道場への入門を決意した。
 評論会を終えたのち、太一と健二は自動車で来ていた女房と分かれて私と一緒に返ることになった。帰路は四それぞれでただじっくりマシンガンのようにしゃべり続けていたような気がする。アリシアクリニック 痛み